花咲岬の枕状溶岩 北海道根室市

ニコンD500 VR70-200mmf2.8G ISO100・f16・15秒 晴天 ND1000 2017年7月14日6:07撮影

根室半島にある「根室車石」を目当てに、花咲岬を訪れる。地形撮影のおもしろいところは、現場でいろいろな発見があることで、時にはそれがお目当ての被写体より「そそられる」ことがある。今回もそのパターンで、枕を積み上げたような「枕状溶岩」の断崖にすっかり興奮してしまった。

海底の割れ目噴火などで流れ出たサラサラの溶岩は、すぐに海水で冷やされて枕状(米俵状と言った方が分かりやすい?)の岩になる。しかしその内部はまだまだ高温で、表面の一部を溶かして海中に流れ出る。流れ出た溶岩はまた海水に冷やされてて枕状の岩となる。これを延々と繰り返すことで、四方八方に枕(米俵)を積み重さねて溶岩は広がって行く。ただ実際の枕状溶岩は、見慣れないと判別できないことが多く、ここまで分かりやすい露頭はじめて見た。

【花咲岬の枕状溶岩】

海底に流れ出た粘性の低い玄武岩質溶岩が、海水によって冷やされながら広がっていく時にできるのが「枕状溶岩」。俵のような枕状溶岩の断面を見ると、四方から冷却が進んだことを示す放射状の節理が見える。

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