季節感を出さないために、極力植物を入れないようにしている。仕方なく入る場合でも目立たなくするために、枯色になる冬に撮り直しに行くこともある。ここも降雪がないタイミングを見て再撮影にやって来た。お陰で層状チャートの縞模様に集中できた。
【飛水峡】
チャートは深海に積もったプランクトンの死骸などが堆積したものだが、その成分は鉱物の石英と同じで、しかも深海の高圧で固められているので、とても硬質である。ここもチャートが露出する区間だけが、川幅が狭く切り立っている。多数の殴穴や日本最古の岩が見つかったりと地形好きには興味の尽きないエリア。