高千穂峡の柱状節理 宮崎県高千穂町

キャノン5DⅢ EF24-105mmf4 ISO200・f11・1/ 15・太陽光・2014年8月19日 13:05撮影

地形の成り立ちを読み解こうと思った時、岩石の種類がわかればかなりのヒントになる。でもそれはかなりの場数を踏んで、様々な岩と地形を見てきた者ができることだと思う。私などが転がる岩に顔を近づけて見ても、岩石名に確証を持てることはほとんどない。

高千穂峡の両岸には柱状節理が見られ、溶岩が流れて冷えたのかと思いたくなるが、でもこの岩が火山岩ではなく溶結凝灰岩であることに気が付くと、「カルデラや深い谷筋に高熱の火山灰(火砕流)がたまってできた」という推測ができる。

取材前の調査+現地での観察と疑問点のスマホ検索+帰宅後の再調査でなんとか楽しんでいる次第。

【高千穂峡】

高千穂峡の溶結凝灰岩は、阿蘇カルデラの火山から噴出した高温の火砕流が堆積してできた。車で小一時間掛かる距離の谷に、超高温の火山灰を厚さ100mも堆積させる凄まじい噴火だ。12万年前と9万年前のことなので、それほど前のことではない。一度溶けた火山灰は、再び冷えて固まる際に体積の収縮が起こり、柱状の亀裂を生じさせる。写真の節理は平行ではなく、扇状をしているが、渓谷を歩くとさまざまな節理の模様が見られる。その成因を想像するのもまた楽しい。

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