御輿来海岸 干潟の模様  熊本県宇土市

キャノン5DⅢ EF70-200mmf4 ISO100・f14・1/4・太陽光・PL 2014年5月17日 16:43撮影

干潟は日本各地に点在するが、潮が引いた後に美しい砂紋の模様が広範囲に現れるのは、ここ御輿来海岸(おこしきかいがん)と大分県の真玉海岸、兵庫県の新舞子浜あたりだろうか。ぜひ大潮の日に訪れて、満潮からスタートし模様が徐々に現れていく様子のすべてを見てほしい。数時間かかるが、潮汐の神秘を体感することができる。

【御輿来海岸の干潟】

干潟は、大きな川の河口や波の静かな湾内などに見られることが多い。河川などからの土砂の供給量と、波や潮流による浸食量の釣り合った場所にできる。何らかの変化で供給が多くなると干潟は陸地化し、浸食が多くなると干潟自体が消えてしまうデリケートな地形である。御輿来海岸のある有明海は、干満による潮位の変化が世界有数で、付近の三角港の潮位表を見ると大潮の日などは4~5mの変化量がみられる。

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