蘇洞門 福井県小浜市

ニコンD500 VR70-200mmf2.8G ISO800・f8・1/800 晴天 2017年9月19日12:19撮影

海岸沿いの地形を撮る場合、観光遊覧船に勝る撮影ポイントはない。ただ船上からなので、被写体との出合いは一瞬で終わる。地形を分析する冷静な視点と、その造形性を見抜く写真家的な視点の両方で、それこそ一気に撮影する。最近ではこの「居合抜き」的な撮影自体を楽しむようにすらなった。地形撮影では、撮りながら考えをまとめることがほとんどだったが、案外、「瞬撮」した写真をその隣に並べても違和感はない。

【蘇洞門】

天気の良い日を選んで小浜港に行っても、風向きが悪いと波が高く欠航していることがしばしばで、蘇洞門巡りの観光船の運航率は、とても低い印象しかない。その日本海の波に磨かれたのが、荒々しくも美しい蘇洞門の岩礁である。白い岩は、黒雲母花崗岩であり、およそ7000万年前に貫入したマグマが地下で冷えてできたものだ。方状節理の割れ目に沿って浸食や崩落するので、鋭角的な断崖や四角い窓状の海食洞が見られる。

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