仏ヶ浦 青森県佐井村

ニコンD610 VR24-120㎜f4G ISO100・f13・1/1.3・晴天 2016年10月19日16:48撮影

ほのかに緑色をした白い岩塔群が海に向かって立ち並ぶ、浄土を思わせるような空間が仏ヶ浦の魅力である。それを形つくっているのは凝灰岩の表面に走る無数の縦の溝である。波しぶきと風雨による浸食跡だ。そこを強調するために、岩塔の輪郭線を外してフレーミングしてみた。画面全体に溝の縦線が走り、見たことのない怪異な岩の風景が現れた。

【仏ヶ浦】

約2500万年前、ユーラシア大陸の東縁が裂けて拡大し日本海が誕生したが、海底では大規模な海底火山活動が続いた。その時噴出した大量の火山灰が堆積してできたのが、グリーンタフと呼ばれる凝灰岩だ。仏ヶ浦もこの岩からできている。

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